日本の塗料メーカーランキングTOP10【2024年版】
塗料・コーティング産業は、自動車・建築・工業機械・船舶など幅広い分野を支える基盤産業です。日本の塗料メーカーはアジアを中心に海外展開も積極的に進めており、グローバルでも存在感を発揮しています。本記事では、売上高をもとに日本の塗料メーカーTOP10をご紹介します。
塗料メーカーランキング(売上高順)
| 順位 | 企業名 | 売上高(概算) | 主力分野 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 日本ペイントホールディングス | 約18,000億円(グループ全体) | 建築用塗料、自動車補修塗料、工業塗料 |
| 2位 | 関西ペイント | 約4,500億円 | 自動車用塗料、建築塗料、防食塗料 |
| 3位 | 中国塗料 | 約1,400億円 | 船舶用塗料(世界トップクラス) |
| 4位 | DIC(インキ・コーティング部門) | (インキ・コーティング含む約9,000億円) | 印刷インキ、コーティング、カラーフィルター |
| 5位 | 大日本塗料 | 約600億円 | 防食塗料、建築用塗料、鉄道車両塗料 |
| 6位 | 神東塗料(四国化成グループ) | 約300億円 | 工業塗料、自動車塗料 |
| 7位 | ロック・ペイント | 約250億円 | 自動車補修塗料、建築用塗料 |
| 8位 | ターナー色彩 | 約100億円 | アート・クラフト用塗料、建築内装 |
| 9位 | 水性化研工業(エスケー化研) | 約800億円 | 建築用外装・内装塗料(住宅向け) |
| 10位 | アトムペイント(アトムサポート) | 約150億円 | DIY・家庭用塗料、木工用塗料 |
※売上高は各社の公表資料または推計をもとにした概算値です。DICは塗料・コーティングのみの分離集計が困難なため参考値です。
注目企業の詳細解説
1位:日本ペイントホールディングス アジア最大の塗料グループ
2014年にシンガポールのウットラム・グループと資本提携後、アジア各国の塗料メーカーを次々と傘下に収め、現在はアジアNo.1・世界4位の塗料グループに成長しています。建築用・自動車補修・工業と幅広いポートフォリオを持ちます。
2位:関西ペイント 自動車塗料の雄
国内自動車メーカーとの長年の取引関係を基盤に、自動車OEM向け塗料では国内トップシェアを誇ります。インドや南アフリカなどにも製造拠点を持ち、新興国市場での成長も目覚ましい企業です。
3位:中国塗料 船舶塗料の世界的リーダー
社名に「中国」とありますが、広島市に本社を置く純然たる日本企業です(明治時代に旧中国地方で創業)。船舶用防汚塗料で世界トップクラスのシェアを誇り、海運業界に欠かせないサプライヤーです。
エスケー化研 外装塗料のロングセラーブランド
住宅の外壁・屋根向け塗料で非常に高い知名度を誇る企業。プロの塗装業者から厚い支持を受けており、国内建築用塗料市場で独自の存在感を発揮しています。
塗料業界の今後のトレンド
- 水性化・低VOC化:環境規制の強化を背景に、揮発性有機化合物(VOC)を含む溶剤系塗料から水性塗料への転換が進んでいます。
- 機能性コーティング:防汚・抗菌・遮熱・太陽光反射など多機能コーティングへの需要が高まっており、各社が新製品開発を加速しています。
- 電動車(EV)対応:EVの普及に伴い、電磁波遮蔽・軽量化対応など新たな機能を持つ自動車用塗料の開発が活発化しています。
まとめ
日本の塗料メーカーは、建築・自動車・船舶など各専門分野で高い技術力を発揮しています。特に日本ペイントホールディングスの急成長と、中国塗料の船舶分野での世界的なプレゼンスは注目に値します。ChemiConnectでは塗料・コーティング業界の最新情報も継続的にお届けします。